YUMENO HORIZON
あつきこころでもけいをつくらん、GSプロジェクト:TEIJIの手記
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原型分割 ストロングバック工法編

前回のブツ切り編でパーツ分割のハウツー記事はお終いにするつもりでしたが、当初今回は使わないと思っていた技法で割らなきゃいけない箇所が出てきたのでまたひとつ別の工法をご紹介します。

で、ストロングバックとは?














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・・・ちょっと違いますが大体あってます。
(画像は僕の左橈骨遠位骨端部。いまは治癒してプレートも除去されています。ストップ・ザ・交通事故!)

ノコ切断などによって分割面が一旦宙に浮いてしまい、前回紹介した加熱→ナイフ切断によるブツ切り法のようにくっ付けただけでは元の位置に復元できない分割面に使用します。
ストロングバックというのはもともと金属の溶接などで、溶加材の熱収縮などによりお互いの部材の位置関係がひずんでしまわぬ様に矯正・拘束する為の、一種の治具。
概念的に類似しているので名前を借りてみましたが呼び方は人それぞれ(ギプスとか)。

今回の使用先はここ。袖の中程の、段落ちになっている部分。
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ラフィンティ様はもともと色白な子なので一部白い布地になってるのか、生肉(?)になっているのか判別が難しいんですが、どうやらここの部分、生肉になっている様で(だよね?)。というわけで塗装の便を考えて別パーツにしたく、分割を施す事にしました。

が、ここでちょっと問題が。

生肉部分のカットラインが複雑で、うまく切り抜くことができそうになく、生肉部分を除去してあとで充填する方法で分割するのがよさそう。よしんばうまく切り分けられたとしても、断面積が狭いので角度や向きが変わってしまう恐れが。こういうのって目見当で位置を復元しようとすると微妙に角度がズレて、素体時点で出していた微妙なバランスや力感が損なわれてしまう、という事が往々にして有りがちです。そこでストロングバック工法を用いて正確に元の位置を再現することを目標に作業を進めていきます。
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分割する前に、ストロングバックを係留するための軸穴を開孔します。両パーツ側に2か所ずつ、計4か所明けます。写真の様に、最初に明けた穴に真鍮線を差して平行を確認しながら明けるのがポイント(ストロングバックがまっすぐ抜ける様に)。分割面に干渉しないように明けるべきですが近い個所に明けてしまいちょっと失敗。

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穴に真鍮線を差してメンタムを塗ったあと木パテをかぶせ、硬化後に外してストロングバック完成。
木パテ(エポキシパテ木部用)は硬化が早く即時の盛り削りができるのでこういった治具を作ったりするとき大活躍。ラン様本体でも、すぐに埋めてしまいたい傷や分割時のエア抜き孔を閉塞してやるのに使っています。
ダマが気になる場合はこの方法でダマを分離することが可能。
良いパテなんですが加熱→ナイフ切断という方法との相性が悪く(材質が脆めで切断時に周辺が砕ける)、僕はメインにはしていません。

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ストロングバックでもともとのパーツ位置を保存できたので分割部分を切断しつつ、思い切って生肉部分を除去します。

生肉部を復元する前に軸打ちをします。軸を打ちたい場所からずれた個所に素体時のアルミ芯線などが遺留している場合は除去して穴を埋めてから作業しましょう。
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肘を曲げている右腕から軸打ち。まず分割面からドリルを立てて反対側へ貫通させます。

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そしてストロングバックを使ってパーツを組立て、先程貫通させた穴からドリルを差し込み上腕側に軸穴を明けます。写真では1mmで明けていますが心許無い気がしたのでこのあと1.5mmに拡大しています。

次は腕を伸ばしている左腕。こちらは右腕のような貫通軸打ち法が使えないので上腕に軸穴を明けて真鍮線を差した後、下腕側の断面を刳り貫いた箇所をパテで埋めて軸位置をキメてやります。
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下腕断面を3mmのドリルで刳り貫き、

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パテを充填してからストロングバックで組立てます。真鍮線にはメンタムかワックスを塗って離型しておきましょう。

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軸打ちが終わりました。

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上腕・下腕の断面を整面します。服と腕の重なりを考慮して断面を段落ちにしています。

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そしてワックスを塗り離型処理をしてエポパテを詰め

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むにゅっと組み立てて

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ストロングバックで固定。あからさまにはみ出たパテは除去しておくと後が楽。

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硬化後に外して整形してやれば分割終了!

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組み立てるとこんな感じ。エクセレント!(←自画自賛)
ストロングバックの係留に使った穴はパテで埋めます。

因みに、切断面周辺にちゃんと引っかかりそうな凹凸があれば”おゆまる”などでも代用可能で、パテを使ったり軸を打ったりしてストロングバックを作る事は必ずしも必要ではありません。
今回は分割面周辺がほぼ円筒状で引っかかる部分がなかった為フルコースでのストロングバック工法を選択しましたが要するに適材適所、臨機応変で。

いろんな箇所を並行で作業しているんですが髪で苦戦中。後ろ髪編みました(エポ塑造による粗付け。このあと切削で仕上げていきます)。髪は前作のまどかのとき、なんか簡単な感じになっちゃったので今作のラン様ではそれを挽回すべく詳細に造り込んでやりたいところ。
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しかしあの長い髪を一体どう編めばこうなるのか?毛先どこ行ったー!!


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原型分割 ブツ切り編

GSプロジェクト ワンフェス2012夏向け 輪廻のラグランジェ フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ(ラン) 原型TEIJI
ラン様現状。ジャケット羽織って髪の毛生えました。(前髪や花飾りはスカルピーによるシミュレーション)

さて、連続更新のパーツ分割シリーズ、今回はブツ切り断面編。
内容的にこちらの方が基本編的な内容なのでこちらを第一回に持って来ればよかったかな?

今回はニーソ部分の分割をします。ペンでマーキングした箇所が分割面です。
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いつも通りバーナーで加熱→ナイフ切断。

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・・・。

ちょっと、そこ分割面じゃありませんよ

ショッキング映像。頭がおかしくなってしまったのでしょうか。いや、もしかしたら体を張った渾身のボケかもしれないのでオチまで生暖かく見守ってあげましょう。

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断面の中心をドリルで穿孔します。深さは、正規のマーキング断面を通過するまで。

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マーキング位置でもっかい切断します

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スライス部分をニーソ側に接着すれば

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最小の手間で軸位置がキマりました!まるっ!(←自画自賛)

この後整面→ポリパテスタンプ、となるんですがその前に。
この分割面、実はただのブツ切りではなくモモ外側に半円状のラインがあるので、
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鉛筆の下書きをディバイダでケガき

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加熱→切断。

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ニーソ側に接着して

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整面。今回はニーソ側を分割の親面にしてやります。組立時の位置決め用の窪みも設けてやります。ドリルで浅い下穴を明け、リューターの丸ビットを手で持って座刳(ざぐ)ります。3ヵ所設けてやりました。

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あとは前回と同じ様に親側をワックスで離型&子側の軸穴の底に表面へ繋がるエア抜き孔を穿孔し(軸穴の中のエアがポリパテスタンプ時に分割面の気泡として現れるのを防ぐため)、

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ポリパテスタンプすれば分割完了!エア抜き孔はパテで埋めてやります。




ここからは応用編。ブーツの分割。
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素体の状態で一旦分割しておき(回転方向により強いブレーキ力を持たせるため、キー状のダボを設けています)、ニーソ側にメンタムを塗ってからブーツ側にパテを盛っています。衣服が被さる箇所の分割はだいたいこんな感じです。

というわけでレオタード/ジャケットの分割も基本的には同じ。
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加熱→ナイフでカットし、

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ジャケットの厚みを稼ぐためレオタードの上部をテーパ状に削り(レオタード側が親)、

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整面・離型してエポを盛ればこの通り。
硬化後、アンダカット形状により分割面が外しにくいときはバーナーで炙ってやわらかくしてやれば外しやすくなります。大抵の事はバーナーがあれば解決します。

以上の様なやり方でおおかたの箇所は分割できると思うのでラン様に関する分割話は、一応〆。




・・・実はこんな悠長にハウツー記事とか書いてる場合じゃなかったりします。巻いていかないとな~・・・。

ではまた!

原型分割 角ダボ編

実はぶっちゃけ、最終的には金属線で軸打ちしちゃうんだから型のトラブルの元になる角ダボなんていらないと思っています(!)。

いきなり天地をひっくり返すような爆弾発言から始まりましたが、今回は分割のお話です。
パーツの割り方なんてそれこそ何パターンも存在しますが、ランに使った方法のうち代表的なものをいくつか紹介していこうと思います。今回は脚の付け根に使用した角ダボタイプに関して。他の方法は次回以降にでも。

まず僕のやり方はちょっと珍しいやり方だと思うので先に述べておくと、僕はパーツの分割にノコではなく、バーナーで熱して柔らかくし、ナイフで切断、という方法を執ります。エポは熱するとナイフがスッと入るほど柔らかくなるのでそれを利用するわけです。これがポリパテだと多少削りやすい硬さにはなるもののそこに達するまでに与える熱量が多く危険(滅茶苦茶熱い)なのと、材質が脆いので深くナイフを入れると砕けてしまうのでこのやり方には向いていません。
火加減についてですが、強めの火を遠くから当ててゆっくり加熱してやると表面を焦がさず芯まで加熱できますよ。
※火災や火傷に気を付けて、万一に備え充分な初期消火を行えるだけの水を用意しておきましょう。
この方法のメリットはとにかく切り代が少なくて済むこと。切断箇所に位置復元用の合いマークだけペンでマーキングしておけば、ノコ切断のように多くの体積を除してしまうとき位置復元に必要となるストロングバック的な治具を使う必要はほぼありません。
それではいってみましょう。

まず油性ペンで分割ラインや代表的なディテールを書き込みます。
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消すのが大変ですがマーキングは筆圧かけずにスッと線を引ける、油性ぺンがやりやすいです。
鉛筆やシャーペンだとツルツル滑って線が描きにくいんですよね。

そして以前紹介したバーナーで熱し
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ナイフを入れます。オルファのアートナイフプロ用の長刃が便利です。刃が長いので深くまで刃が入る上に通常の刃より角度が小さいので、コジッて曲線を切る事ができます。
余談ですが合いマークをマーキングし忘れたんで切断後に描いていますw

切断したら、どちらか片方の面を整面します。
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スやカットが入っている個所はパテで埋めてやりましょう。
フチの部分はパーツを再接合するときの手掛かりになるので削りすぎないように!

角ダボを植えます。植え込む穴は4隅をドリルで穿孔して、それを手掛かりに彫刻刀で掘ってやると楽。
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掘った穴と角ダボ。
角ダボの埋没部には、充填に使うパテがしっかり食いついてスッポ抜けないように画像のような傷を入れておくと安心です。
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角ダボはこの方法で作ったエポ板(硬くて丈夫なマジックスカルプを使っています)をノギスで寸法確認しながら角棒状に製材したもの。面の平行度は≦0.1mmくらいを目指しましょう。
プラ材でもいいんじゃと思われるでしょうが、プラを使うとラッカーシンナーを使ったパーツ洗浄や加熱ができなくなるのでエポなどの方が良いです。
写真じゃ判り難いかも知れませんが角に0.3C程のC面を設けています。

ポリパテでむにゅり。
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大きくはみ出た部分は硬化前にスパチュラで除去し
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根元の底エッジをヤスリで仕上げます。ダボの長さを削って調節しダボ先端にもC面を入れます。
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そしてここからフィレット処理。
今回写真のサイズを落としているのでわかりづらいかもしれませんがスポンジヤスリで角ダボのC面部分をヤスってR処理してやりました。
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そもそもこの角ダボというオブジェクト自体があまり型に優しいものではないので、角ダボ周りの稜角エッジ・底エッジはRを設けて型の千切れを防ぎます。
また、型製作において、ダボを抜くためだけに入れ子を製作しなければならないような方向で分割されている分割面に関しては、型の製作・運用に際する難易度を極力下げるため角ダボを配置しません(まどかではどこもかしこも角ダボでした)。今回、主要部分で角ダボ接続にしたのは、通常の二面型配置で抜くことができそうなこの分割面のみです。

今度は根元の底R。根元の外周にポリパテを置いて
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丸い棒で挽きます。ここではDIA1.5㎜のドリルの根元を使用。つまり0.75Rのフィレットになります。
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はみ出た部分はあとで削り落とすのが大変なので硬化前にこそぎ落とし、
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硬化後にヤスリで面粗度を整えてやれば凸側は完成。
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ここから、ポリパテによるスタンプで凹側を作っていきます。
離型にはメンタムを使うこともありますが、深いダボや複雑な形状をキメるときは油膜が切れて癒着したり、ウェルド(湯じわ)が生じたりするのでここではシリコン型の反転時の離型用に使っているリンレイ・ワックスブルー(小ビンに移して使っています)を使います。
乾燥を挟んで2度塗りしてやると癒着のリスクはほぼなくなります。乾燥後、筆目が気になる場合はバーナーでサッと炙ると筆目が消えます。
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この写真撮ったときはちょっと忘れており、この撮影後にやっているのですがダボの先端に1㎜の真鍮線を植えています。組立時の軸打ちの際、穴の位置決めが楽になるようにです。真鍮線にもワックスを塗ってやりましょうね。
ワックスの乾燥は、温冷庫や食器乾燥機(模型専用に用意した物)にブチ込んでやると時間短縮になります。

凹側の下処理。ダボが入る穴を掘ってやります。
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このままパテを詰めて凸側と合わせると接合面の面圧が高く余ったパテを排出しにくいのと、凹内に詰めたパテに噛んだ気泡が接合面に”ス”として現れたりするので、それらの排出孔として、ダボの底からパーツ表面に繋るエア抜き孔を穿孔してやります。

パテを詰めます。詰め方はこんなかんじ。
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そしてむにゅっと。分割前に入れた合いマークを頼りに位置を復元します。
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ポリパテがユルユルのときにむにゅっとしちゃうと、「硬化するまで持ってなきゃいけない呪い」にかかるので、反応が始まって粘度が上がり始めたころを見計らってむにゅっとしてやるといいでしょう。
大きくはみ出たパテはこそぎ落とします。

硬化後に外してやれば分割完了!
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今回は低収縮ポリパテを使っているのでそうでもありませんが(それでも若干ヒケます)、ポリパテには収縮する特性があり、通常この時点でガッツリヒケてダボがユルくなってるはずなので、カッチリした嵌め合いを求めるのであればこの後凹側の表面を薄く削って(ちゃんと食いつくように)、分割面をポリパテで2度ギメしてやる必要があります。

この離型に使ったワックス、実は除去が大変。ラッカーシンナーに浸してユルくしたあと、ドライブラシ用に短く切り揃えた硬めの筆でガシガシこすって除去してやります。
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最後に、キットを手に取った人が組み間違えないようにL・Rの刻印を掘ってやります。
僕はまず間違えないだろうというようなところにも自己満足(?)で刻印を入れています。でも、パーツが小さくて掘りにくいような箇所には掘らなかったりします。なんじゃそりゃ。

次回は多分、角ダボじゃないところの分割。角ダボ編よりは工数が少なくて楽なはず。

BABEL BABEL BABEL BABEL

こんばんは。
BABEった!!
台風が来る度ツイッターのタイムライン上に塔を生やしまくるくらいにはパトレイバー厨です。

じゃなくて三日坊主乙!

いやぁ、この期に及んで牛歩過ぎまして。進捗を記録していくとは宣言したもののそう毎日毎日記事にするほど劇的に進んでいく訳はなく。今回は素体のシルエットに大体の目途が立ったのでここまでの流れをば。

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体幹が整いました

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腕をつけて

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最後にバスト。愉しみは最後に残しておく派です(うわぁ・・・)。
腰回りはまどか(体育会系バディで引き締まっていると思われる)よりややむっちり、それでいて乙πヒエラルキーはジャージ部最下位、という事を念頭に置いて、まどかとの差別化を図っています。

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背面。フォルムがキマるまでは分割はまだ施しません。腕がないのは手の平を作るのにナイフが届かず作業しにくかったため一時的に切り離しているだけで、切断面も本来の分割箇所を回避しています。

顔も盛り削りで表情を作りこみました。前にもお伝えした通り、まどかフェイスのポリパテ複製品からの改造なんですが、削りで顔を作るのは慣れていないので口周りの改造はちょっと苦労しました。まぁなんとか可愛くなったかな。

ちなみにこの状態でノーヤスリ。#400くらいのペーパーで均せる程度を想定して、それに見合ったピッチでナイフを入れています。あまり荒い番手のペーパーで均しちゃうと、狙って出したい起伏すらなだらかになってしまいます。この段階で一区切りといえば一区切りなので、ここで一旦ヤスリをかけて表面を整えてもいいですし整えなくてもかまいません。ただ、もっと完成に近くなったときにどうせパーツ単位でペーパー掛けとかするので二度手間になっちゃいます。僕は大体この辺でヤスッちゃうんですが今回は時間短縮の為ショートカットします(この段階でヤスりません)。





話は変わって、WFまで時間がないのに何やってんだ、って感じですがラン様のパテの硬化待ちの間とかでスカルピー捏ねてこんな事してました。
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大好きなコミック「ジゼル・アラン」より、主人公の女の子、ジゼル嬢。髪はバラスト(乗せてるだけ)。

ジゼル可愛いよ可愛いよジゼル

実は2年位前、忍の次回作を考えていたとき本屋で当時出たばかりの1巻の表紙に一目ぼれして購入し一旦製作の候補に挙げつつも結局廃案にしたという経緯があります。
最近になって存在を思い出して2巻が昨年出たという事を知り、買って読んだのが先月の事(掲載誌のFellows!が隔月刊の為、コミックスの発行に時間がかかるのです)。その矢先、今月第3巻が発売されたとなってはタイムリーすぎてテンション上がらずにはいられないっていう。

思いのほかうまく出来たのでこれはある程度本気で全身作ってやろうと思います。



・・・が。
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落造形のつもりでサイズとかよく考えずに作りだしちゃったもんでまぁとてつもなくデカい。何分の一だよコレ!(参考までに、隣のラン様は1/8)速攻でライフワーク化フラグです。こんなの業者抜きにしたら破産しちゃうだろうな。
物量ゆえに締め切りに追われてぞんざいな仕上げにしたくないのでコレに関しては完成の目途が立ってからのイベント申請、くらいのノリでジックリ作り込んでいこうと思います。

とりあえず、ラン様の分割が始まったら「製作の合間」という時間は基本的に発生しなくなるので暫く封印、かな。

広島旅行

というわけで、先輩モデラーさんの結婚式の二次会にGS軍団メンバーとして招待を頂いたので広島へ行ってきました。

アッアナゴ君・・・!?こんな姿にされてしまったのかい!?
↑宮島行きフェリー乗り場近くの穴子飯。おいしかった!

四国のメンバーらと一緒にしまなみ海道経由で広島へ上陸、その後宮島行きのフェリー乗り場で、既に到着し宮島観光を済ませてきた他メンバーらと合流。
宮島の萌えキャラ
↑宮島から戻ってきた連中が買ってきた宮島グッズ。こんな萌えキャラをマスコットにしてるんですね~。かわいい。

メンバーの大半は披露宴に参加するので車に乗り込んで会場へ移動。ここで車の定員オーバーにより一人放り出される。

このとき、別れ際におっちょ君が紙に何かを描きはじめる。
・・・コジコジ?
おっちょ君「TEIJIさん、コレ買い忘れてきたんで宮島のお土産屋さんで買ってきてください(・∀・)」

お、おつかい・・・・だと?

えー何コレ何のクエストなの。とりあえず二次会までの暇つぶしに一人で宮島観光することに。
宮島へおつかい
おっちょ君の描いた拙いメモを片手にフェリーへ・・・。

そして宮島上陸。鹿がめっちゃ居ます。
野生だそうですがかなり人馴れ・・・いや人をナメてます。
ペロペロペロリンチョ
「ペロリンチョ」

海岸線に沿ってしばらく歩くと大きな鳥居。そう、厳島神社の大鳥居です。

厳島神社の鳥居
このとき丁度潮が引いていたのですぐ近くまで歩いていくことができました。

厳島神社とズゴック
ガン見くれてんじゃねーぞコラ
通行人ガン見。

駆け足でしたが私的な観光も済ませ、戻りの足で土産屋を物色していると・・・
あった!
あったしwwwすぐわかりましたw


その後、ホテルへチェックインを済ませ二次会会場へ。僕ら以外にも大勢のご友人らが居らっしゃって、とても賑やかで楽しい二次会でした。
三次会まで流れ込んで、3時くらいまで飲んでいましたよw

それにしても結婚式って楽しい&素敵なイベントですね(酒が飲める飲めるぞー的な意味で)。
僕の結婚はいつになるやら・・・。

翌日の日曜は、呉へ行って海軍の関係の史跡を~・・・とか事前から話していたんですが飲みのダメージが思いのほか大きく、皆ホテルのチェックアウト後速攻で帰郷しました。前日に宮島観光しておいてよかったw

今日はだるくて作業にならない感じだったので原型製作はお休み。
明日から本気だします。

制作期については初っ端からマメにやりすぎた感があるので更新ペースを落とします。このままやっていったら完成までに何十回もブログを書く羽目にw

今週末はいい息抜きになりました。

ラン様作り直し その3

さー今日は脚からジャンジャカ削ってシェイプしていきます。

・・・が、ここで問題発覚。
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右太ももが長すぎる!おそらく、ホネホネ素体段階で強くロール方向に傾斜していた骨盤ブロックが、パテを粗付けした際に、傾斜が緩くなるような盛り方になったため相対的にモモが長くなってしまったのでしょう。腰周りの感じはそんなに破綻している様でもないので今回はモモの方を修正します。

影響しあう関節ごと(モモ付け根、ひざ、足首)にぶった切って節の長さを調整して再接続、という方法もありますが、今回は
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内側になる方にパテを盛り

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外側を削りました・・・が、まだまだ長いような気が。この様に素体づくりの段階でパーツの長さとかバランスとか間違えると色々厄介なので注意。



話は変わりますが。未だに勉強不足で、筋肉の流れとかよく理解しておりません。未だに考え方が”ガンダム関節”を完全には脱却できていなかったり。なので現状、色んな資料と見比べながら表面的にそれっぽく見せるのがやっとです(自分の見識の範疇で”そう見える”とこまでしか追求できていないというのがホントのところ)。
今日も「このくらい膝曲げたときの筋肉の流れってどうなってるんだ?」と色々資料を探してみるも良い資料が見つからずズボンを脱いで自分の脚をサワサワしながら原型削ってました。


あと、パテを練ったり均したりするときにつけるクリーム。
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僕はこういった親水性のハンドクリームを使っています。親水性なのでギトギトしておらずスッとなじみ、伸びもメンタムなどのワセリン系(?)より優れています。ただ、油膜の強度がワセリン系より弱いので離型処理などには向いていません。それと、同じく油膜が弱いせいでヘラで整形する際は(面圧が高いので)パテがヘラにくっついてしまいがちです。そういったときは油膜の強いメンタムを使ったりもします。まぁ適材適所、臨機応変に。



思わぬ工程のバックが生じたせいであまり進みませんでしたが、明日は広島の知人(大先輩モデラーさん)の結婚式の二次会に出席するので旅支度の為に早めに切り上げます。
実は僕、その人が作ったティファ・アディール(ガンダムX)に感動してフィギュア原型を作り始めたんですよね(僕の第一作もティファです)。多大な影響を受けた方です。

それでは!

ラン様作り直し その2

さて、ラン様(作り直し)2日目。
今日は昨日関節を固定したホネホネ素体に肉盛りをします。

・・・の前に、素体から飛び出した(飛び出させた)アルミ線を引っこ抜くところから始めましょう。
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用意するのはバーナー(新富士バーナーRZ-510。充填用ガスとのセットで売ってます。5000円くらいだったかな)。
この作業に於いてはライターとかでも可ですが僕の原型製作ではこのバーナーが大活躍します。
※言うまでもなく火気を扱うので火災や火傷に充分注意しましょう。万一に備えて的確な初期消火が行えるだけの水を用意すること。

原型に遺留したアルミ線は固定に使用した瞬着やパテ自身の接着力により、そのままでは容易に引き抜くことができません。
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そこで、まずこのバーナーでアルミ線の端を熱し、アルミ線と接触してる部分の接着力を緩めたところで・・・

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引っこ抜きます。アルミ線の余長、短すぎましたね。原型が燃えない様に注意。

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そして肉盛り開始。ここで注意するのが、”少しずつ盛る”ということ。一気に大量のパテを混ぜてしまうと最後の方はパテの硬化が進んでうまく食いつきませんし、それを恐れて雑な盛り付けになってしまうからです。一回に練って盛る量はこのくらいが妥当でしょうか。前回も書きましたが、エアの巻き込みやカット(段差)が入らないように注意。エポキシの接着力っていうのは、ポリパテのように分子レベルでガッツリ癒合するのではなく、アンカー効果というごく弱い力に依存しているのでこういったカットの周辺から剥離を生じやすく、食いつきに関しては注意が必要です。
それと、前回も話した腕と同じ理由でバスト、それから肩甲骨もこの段階ではスル―します。腕の付き位置が最終的に決まるまで、自在に位置や形状が変わってしまう部位だから、というのが理由。肩甲骨に関しては、今回作る服装(平時に着ている任務用の制服)では見えないので別に端折ってもいいんですが、こういった部分をちゃんと作って隣接する部位と辻褄が合うかどうか確認を取って初めて気づくデッサンの狂いとかが往々にしてあったりするものなので、慣れないうちや時間に余裕があるときはちゃんと作ってあげたほうがいいです。

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少しずつ、少しずつ・・・。一番下の写真の状態になるまで5~6回に分けて盛りつけています。
なるべく切削作業が最小になるよう、スマートに盛り付けたいですね。

月刊ゴンブティーク
とか言ってたのに結局ごん太さんです。精進が足りませんね!
顔もチマチマと修正を入れてます。
今日はここまで!

因みにこの段階(1/8スケール、完成時全高195㎜)で全重量約76g。
頭に比重の大きいポリパテを使っていることや、本体に比重の大きい他銘柄のパテを混ぜて使っている事から、ウェーブ軽量に換算すると約一本分(60g)に相当する体積でしょうか。
盛り削りの量や衣服・装飾品のボリュームにも依りますが、1/8のフィギュアだと完成までに軽量エポだと2~3本は使う事になるでしょうか。参考までに。



そうそう、fgのほうに最近ハウツー記事を連投しています。暇を見ては色々と書き足していきたいですね。
近々では木パテのダマ除去方法や、自作スパチュラの作り方など。

それでは!

らん、らんらららんらんらん

わん、わんわわわーん♪

さて、ワンフェス2012(夏)向けのラン様ことフィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ(輪廻のラグランジェ)ですが、


ここに来てファンタスティックSHIKIRINAOSHIです。

以前お見せしたラフだとポーズが硬すぎて、ある程度まで作業は進めたもののどうにも可愛くなりそうになかったので、ゴミ箱へダンクしました。

あ、念のため申し上げておきますがこれはワンフェスのラグりん版権がラグランジェ・プロジェクト様によって監修フリーを宣言されているから出来る芸当であって、通常、監修写真提出後にこういったナメたマネをすると二度とワンフェスに出入りできなくなるので皆さんはマネしないでくださいね。まどかと同じ規格のカラーレジンキットにするという事も宣言しておりましたが、ちょっと時間や予算の都合でできなくなってしまいました。楽しみにしてくださっていた方、何卒ご容赦願います。

6月も半ばに差し掛かろうかというこの時期に於いて原型をイチから作り直すという時点で正気か!?ってかんじなんですが、カラーレジンを諦めた分、パーツ分割にかかる工数が大幅に減ったので、完成に至るまでの製作記を定期的に掲載していこうかと思います。制作が進んでいろんな作業に手を出す様になったら面倒くさくなって更新しなくなるかもしれませんが・・・。

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まずはホネホネ素体を作るための実寸の図面・・・ラクガキを準備します。画力?いいえ、ケフィアです。

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ラクガキをビニールで養生し、エポパテを配置していきます。
これはあくまで骨であり、肉付け前に余計な削り作業を発生させたくないので、できるだけ細く、小さくを心掛けて作るんですがなんかいつも癖で若干大きめになってしまいます。
ちなみにいつもメインで使っているのはウェーブの軽量グレーベースの混ぜパテなんですが、ウェーブ軽量そのままだとちょっと組織が軟弱なので隠し味にほかの銘柄を混ぜて組織の緻密さや硬さ、粘り、刃の滑りなどを好みの感じに改善させています。
これまで大体ウェーブ軽量2本:タミヤ速硬化1本の割合で混ぜていたんですがもうちょっと硬くてもいいかな?と今回はクレオスのエポパ高密度を若干混ぜ込んだりしています。とまぁ色々と毎度面白実験をやっているわけですが買ってきた生のまんまのパテをそのまま使えるように訓練した方が在庫切れで混ぜパテを作れなくなるリスクとかと無縁になるし何より混ぜパテをタッパーに作り置きするのが面倒くさいので、近場で安定して入手できるものや通販で安く大量に入手できるものなどの中から自分に合ったパテを探すのがいいんじゃないかと。
因みに最近個人的に注目しているのがセメダインの木パテ。硬化も抜群に速いし被削性も良好、量単価が高いのとダマが気になりますがスーパーや深夜までやってるディスカントショップなどどこでも売っており最強のサバイバリティ性を有したパテなんじゃないかと。

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顔。ほんとにゼロから作るときはスカルピーで一次原型→シリコンでポリパテに置換して仕上げ、という形をとるのですがまどかに対して特徴的に描き分けられている部分は目の周りくらいだなと感じたので、今回は手間を省くため、デコ湿布の関係でまどかの完成した顔を複製した時の型にポリパテを詰めて、これをベースに作っていきます。いつもはフィニッシャーズのHG細目を使うんですが何回も複製を経て縮小するのが嫌だったのでモリモリの低収縮(ヒケが少ないので接合面決め用に最近導入。高価でキメが若干粗め。)を使用しています。表情の改修については今回は割愛します。

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ポーズを決めるためにパーツをアルミ線でつなぎます。ブーツだけ旧原型からサルベージできました。このアルミ線、関節を固定した後は分割の際などに邪魔な存在になるのでできるだけ原型内部に遺留させないよう、出来る個所は後で外側から引っこ抜くための余長を与えてやります。


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差し込んだ箇所がゆるんでポーズが崩れないよう、瞬着を少量流し込んでやります。

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エポパテで関節を固定してやります。ここでは欲張って肉付けをしないこと。出来るだけエアを噛みこまないように、よく食いつくように、盛った箇所が段差にならないように、と気をつけながら関節にパテを詰めていきます。
※この段階では腕はまだ固定しません。体幹をある程度造形してからでないと肩の位置が決まらないし、先に腕をつけてしまうと体幹の造形をする際邪魔になるからです。

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ポーズが崩れていないかチェックや微調整をしたら硬化するまで放置。

次回更新をお楽しみに!



どうでもいい話なんですがタイトルにも使ったナウシカの挿入歌。小学校低学年の頃、めっちゃ怖い心霊関係の特番(なんか呪いの人形がギャーーーっ!!ってなるやつ)のCMで使われてたのがトラウマでずっと怖かったですwではまた!



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ガレージキットディーラー:GSプロジェクト
でフィギュアの原型を作ってワンダーフェスティバルやトレジャーフェスタなどのイベントに参加しています。
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(Illustrations by redjuice. Sculpture by TEIJI. Finishing by Gyopi-Maru.)


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